ギリギリでも間に合う!夏休みの自由研究とまとめ方のコツとは?

夏休みの自由研究というと、コンクールで入賞するレベルのものは長い夏休みの期間を使ってやるもの、というイメージがありますね。

しかし長期間観察を要する実験を除けば、ほとんどが1日で終わってしまうものばかり。しかも身近な道具や材料で自由研究は可能です。

夏休みも残り数日!いや最終日でも諦めてはいけません。今年の夏休みこそ、しっかり自由研究を完成させてみませんか?

 

1日でできる自由研究!低学年(1年生~3年生)向け

野菜の水分量調べ

氷釣り

ニンジン、キュウリ、キャベツなど身近な野菜にはどれくらいの水分が含まれているかを調べる実験。

材料
野菜、塩、500mlペットボトル、ガーゼ、輪ゴム

実験方法
1. 野菜をそれぞれカットし、同じ重さにカットする。
2. ペットボトルを注ぎ口から3分の1の部分で切り、入れ物とじょうご状に分ける。
3. 切り分けたペットボトルの注ぎ口にガーゼを被せて輪ゴムで縛り、入れ物の中に入れる。
4. 野菜をカットしたを入れ、塩をスプーン1杯程度入れる。
5. 3時間ほどで水が溜まるので、その量を調べる。

ポイント
塩を降ったらなぜ水が出てくるのか、その理由も調べます(浸透圧)。
野菜のカットは、包丁に慣れていない人は手伝ってあげましょう。
複数の装置を作って一度に実験できます。
実験後の野菜もきちんと料理して食べてましょう。

 

10円玉をピカピカにするには?

10円玉をピカピカに

10円玉に様々な液体をかけ、どのくらいピカピカになるかの実験です。

材料
10円玉(複数枚)、レモン汁、酢、醤油、ケチャップ、その他調味料、トレイなどの平らな入れ物

実験方法
1. トレイに10円玉を並べる。汚れの程度が同じものを用意する。
2. 10円玉にレモン汁や酢などを2、3滴垂らす。元の部分と比較できるよう1部分に垂らすのがポイント。
3. 1時間おいてティッシュなどで拭きとる。
4. 写真を撮り、比較する。

ポイント
10円玉は銅でできていますが、長く空気に触れていると黒っぽくなります。
この現象を酸化銅と言います。
酸化銅は酸で分解されるので、ピカピカになった溶液には酸が含まれているのです。
つける溶液の成分も一緒に調べてみましょう。

調味料などの身近な液体で行います。
扱いを間違えると危険な液体は使わないようにしましょう。

 

氷釣り

氷釣り

塩分量と氷が固まる関係を調べます。

材料
食塩、氷、皿、タコ糸、水

実験方法
1. お皿の上に氷を1つ乗せ、少し時間を置いて表面だけ溶かす。
2. 先を水で湿らせた糸を1の氷に垂らし、糸が氷につかないことを試す。
3. もう1つの氷をお皿に乗せて、1同様に表面だけ溶かす。
4. 別のお皿に塩を軽く振り、3の氷を移す(塩の上に氷を乗せる)。
5. 先を湿らせた糸を4の氷に垂らし、しばらく待つと釣り上げることができる。

ポイント
氷の大きさや塩の量、釣り上げられる時間までをそれぞれ測り、表にします。
水は0℃で凍りますが、食塩水になると-10℃から-20℃にならないと凍りません。

塩の上に氷を乗せると、全体の温度は下がり、塩の付いていない氷の表面は0℃になるために、表面についている糸も一緒に凍り、釣り上げることが可能になります。
氷を直接手で触れることは極力避けましょう。

 

1日でできる自由研究!高学年(4年生~6年生)向け

歴史新聞

歴史新聞

好きな歴史上の人物、地元出身の偉人について調べてみましょう。

材料
ノート、筆記用具、本、インターネットなど

調べる時のポイント
1. 調べるのは1人に絞る。ただし新選組などの団体でも良い。
2. 図書館を利用する。地域の偉人ではその人の関する資料が豊富なのも地元ならでは。
3. インターネットは本にはない細かなエピソードや考察が盛りだくさんあるが、その分絞るのが大変になるので、本ではよく分からなかったことの詳細を調べるつもりで。

 

泥団子惑星

泥団子惑星
ツヤツヤピカピカの泥団子で太陽系の模型ができます。

材料
土、水、ボウル、新聞紙、絵の具(ポスターカラー、アクリル絵の具、油性マーカーなど)、厚紙

制作方法
1. 泥団子を作る。ツルツルのピカピカに仕上げる。
2. 太陽、地球、木星など太陽系の惑星、できれば衛生も作る。
3. 絵の具やマーカーなどで着色。
4. 宇宙を表す黒い紙の上に、太陽を置き、衛生を置いていく。

ポイント
惑星の大きさや距離もできるだけ近付けてみよう。
地球比
太陽109倍
水星0.38倍
金星0.95倍
火星0.53倍
木星11.2倍
天王星4.01倍
海王星3.88倍

泥団子は難しいという人は紙粘土でも。
竹串で差して発泡スチロール製などの台座を使えば、立体的な宇宙空間も表現できます。

保冷性の調査

保冷性調査

ペットボトルと材料を使い、どれが一番保冷性があるのか調べます。

材料
500mlペットボトル4本、温度計(体温計は不可)、輪ゴム4本、A4くらいの紙、エアクッション、アルミホイル

実験方法
1. ペットボトルにそれぞれ水を入れ、キャップをして1晩冷蔵庫に入れておく。
2. ペットボトルを取り出し、1本はそのまま、残りの3本にそれぞれ紙、エアクッション、アルミホイルを巻いて輪ゴムで止める。
3. 15分おきにペットボトルの温度を計り、記録する。
4. ペットボトルがまだあるなら、アルミホイル+エアクッション、紙+エアクッションの2種類も追加して測定してみてください。

ポイント
グラフは折れ線グラフが分かりやすいでしょう。
時間が経つごとに水の温度は上がっていくのですが、どれが一番温度の上昇が少ないかを調べ、なぜその素材が温度を保っていられるかを調べてみましょう。

 

実験はできた…まとめ方は?まとめ方は大きく分けて2つ

自由研究はただ実験や調べ物をするだけではありません。成果をきちんと発表する必要があります。

ですが精魂込めて作り上げた成果をすべて紙に表すと膨大な量になってしまう場合も…。まとめ方にも様々な方法がありますので、成果が一番主張できる方法でまとめてみましょう。

新聞型

B4またはA2サイズの画用紙か模造紙にまとめるタイプ。
低学年向けの実験や情報量の少ない調査に向いています。
見出しと画像を目立たせ、上から下へ読ませるような構成を。
新聞やフリーペーパーなどを参考にしてみましょう。

 

ノート型

自然調査など、情報量が多いタイプはノートやスクラップブックにまとめましょう。
まとめる量は多くなりますが、より細かく伝えることができます。

ノート型は写真を多く取り入れると分かりやすくなります。
実験手順も1つ1つ写真で説明するなど、写真と図表を駆使して文字も数色のペンを使い、カラフルにするとなお良いでしょう。

 

お家の方も一緒に!

家族で一緒に自由研究!

宿題は子供自身がやるもの。大変でも失敗しても自分の力で成し遂げなければならないと考えてはいませんか?自由研究は小学生にとってはかなり大変です。

調べ物にインターネットを使い方を教える、下調べや買い出しに付き合う、実験は見守るなどのある程度の親の助力は必要です。

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少々口うるさい旦那の旬太郎と、やんちゃな子供たちのお世話で毎日大忙し!…の合間に、用がなくてもamazonを開いて、ついついポチっちゃうのが日課。アラフォーに突入して先行き不安…、ついつい美容や健康系の買い物が増えているこの頃。そんな私の買い物ライフの一部は買い物レビュー のページで紹介しています。気になるアイテムがあればチェックしてみてくださいね♪