海外セレブの間で人気の「バターコーヒーダイエット」や、話題になった「完全無欠コーヒー」などで必要なのがバターです。この時に使うバターが、スーパーで売られている一般的なバターとは違う、「グラスフェッドバター」というものだとか。
我が家もそのグラスフェッドバターを買ってみようという事で、コスパや人気度などいろいろ調べて、最終的に購入に至ったのが、ニュージーランド産グラスフェッドバターで「フォンテラ アンカー(Anchor)バター 無塩」の業務用5kgです。
業務用ということで大きく、切り分けや保存方法についていろいろ迷ったので、その工程をまとめてみました。同じように悩む方の参考になればいいんですが…。
目次
グラスフェッドバターを買ったわけ
今回購入にいたったのは、夫(旬太郎)の熱望でした。
マーガリンは体にあまりよくないというのは、たまに耳にしていましたが、けっこう聞き流すタイプの私は、構わずパンにはたっぷりマーガリンを付けて、とってもおいしく食べていました。
しかし、旬太郎は変なところで真面目なので、この手の情報を聞き逃せないタイプ。前々から
なんて言ってました。それでもしょうがなくたまに食べる事もありました。
それが最近、どこぞの健康セミナーで
マーガリンは下敷きを食べているのと一緒!
バターはバターでもグラスフェッドバターを選ぶべき!
なんて事を聞いてから
マーガリンは我が家から排除すべきだー!
幼い子供たちにマーガリンを食べさすなんて…
一刻も早くグラスフェッドバターを我が家にー!
なんて毎日のように抗議が続くものですから、そこまで言われるなら、ちょっとマーガリンはお休みして、グラスフェッドバターを買ってみようかなって。
調べてみて驚愕!
グラスフェッドバターを購入するにあたって、スーパーではなかなか手には入らないということで、まずアマゾンや楽天をのぞいてみました。有名なのか、よく紹介されているのが
フランス産のバイオバター。これアマゾンで最安が出てると思うんですが、これに送料1000円かかります。送料なしのところなら、1980円。結局どちらにしても250g⁼1980円ということになりますね。
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スーパーでよく買っていた雪印バターは、200gで450円くらい。200gあたりで計算すると3倍以上しますけど。
250gなんて、パンに塗ったり料理につかったらすぐに使ってしまします。それに2000円近くかけるなんて、うちの家計じゃ絶対無理!
とりあえず、この衝撃事実を旬太郎に伝えます。
そうそう、高いのはその分いいものだけど、僕の安月給じゃそんなの無理さ。ニュージーランド産が良質で、しかも業務用なら安く手に入るらしいよ。そんな高いの続けてたら、我が家のエンゲル係数上がりまくっちゃうよ~
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この時の私の心境わかりますか??
確かにバイオバターのレビューで
という口コミも見かけました。
グラスフェッドバターでおすすめは?価格比較
いろんなグラスフェッドバターを比べてみて、価格的にも品質的にもこれなら!と思ったのが、ニュージーランド産グラスフェッドバター「フォンテラ アンカー(Anchor)バター 無塩」です。
さっきのバイオバターを酷評していたレビュアーの方もAnchorをおすすめしてていたので、それが決定打にもなりました。
コスパで計算してみると
バターの種類 | グラスフェッド | 容量 | 価格 | 100gあたり | |
① | 雪印北海道バター(無塩) | × | 200g | 434円(税抜) | 217円 |
② | バイオバター(無塩) | 〇 | 250g | 1,980円(税込) | 729円 |
③ | anchorバター(無塩)業務用 | 〇 | 5kg | 9,500円(税込) | 190円 |
※①は希望小売価格、②③は2016年8月1日現在のamazonの価格で計算しています。
追記:2017.10.20
久しぶりにまた購入したら、価格が安くなっていたので、ここ最近のAmazonでの変動をみてみました。
ご存知の通り、Amazonは常に価格が変動しています。毎日同じ値段とは限りません。「フォンテラ社グラスフェッドバター」のamazonでの1年間の価格履歴を見てみると、最近は価格が随分下がってきたようです。
過去3ヶ月の平均8,460円
本日の価格8,247円
でも2日前の10/18に注文していれば・・・
7,989円!(100gあたり159円)※小数点以下切り捨て
全期間でみてもこの日が最高の値下がりだったようなので、多少損した感は否めませんが、まあここ3ヶ月の平均(8,458円)よりは安いからと自分を納得させる旬子でした。
上記は1年ですが、全期間でみると13,500円なんて時もあったので、買い時だったかも。
追記:2019.01.31追記
最近は楽天もAmazonも9,000円~1万円前後で落ち着いています。下がるのを待ってましたが安定しているようなので、今回は9,300円で購入しました。
国内のバター不足は解消するどころか、この先はバターは輸入増加をする方向というニュースを先日見かけました。その際このフォンテラ社のグラスフェッドバターが紹介されてたので、ちょっとテンション上がった♪
輸入増加によって、値段がまた更に安くなるとうれしいですねー。
業務用で5kgなので、最初切り分けての冷凍保存するのが大変みたいですが、健康的でおいしくて、コスパもいいなんて最高でしょう!
「5kgはやっぱり多い…」という人は、お友達やご家族とシェアすれば、みんなでお得ですね。
我が家は、すべてを消費しようという覚悟で購入!
ということで、バターが届く前に、切り分けて保存するための道具も一緒に購入することにしました。
保存するために用意したのはこれ!
まず、1ブロックを冷蔵庫の常備用に置くとして、そのために必要なのがバターケース。
普通のバターとはサイズが違うので、探してもなかなか見つかりません。
やっと見つけたのがこれです。
ホーローといえば野田琺瑯。人気のホワイトシリーズは表面がガラス質で、食材の風味と質を変化させにくいという特徴があるそうです。
あと、ケースに入れる際にブロックのままだと、使うときに苦労しそうなので、切り分けるようのバターカッターも必要かなと思い、探しました。
カッター付きのバターケースも安くていろいろあるんですが、まずサイズが合わないですし、値段相応ですぐダメになるという意見も多かったです。
使用頻度が高いなら、ちょっと値は張るけど長く使えるものがいいと思って、評価の高かったこちらのバターカッターを注文しました。
届いたグラスフェッドバターがこちら
口コミで「届いたらびっくりするほど大きかった」という人が何人もいて、覚悟していた旬子ですが、実際届いた箱を開けると
というのが正直な感想でした。
我が家の常備品、バナナと比べてみるとこんな感じです。
賞味期限は届いた日(20016.7)から1年2か月位。けっこう長いんで安心しました。
開けてみると、通常のバターとは少し色味の違う黄色の濃いバター。
グラスフェッドバターは、牧草で育つので、通常のミルクよりもカロチンが豊富。その為に、通常のバターよりも色が黄色いそうです。
業務用グラスフェッドバターの切り分けと保存方法(動画)
①保存用切り分け
まずは切り分け方を思案。
パンや料理用に常時使う分として1ブロック(約416g)は冷蔵で、残りは冷凍保存です。
考えた切り分け表を手に、レッツカット!
と思ったら、旬太郎が帰宅!
ふんふん、こんな感じで切ればいいんだね。力仕事は僕に任せておきな!
料理は全くダメで、ほとんど包丁を使ったことのない旬太郎に任すのは心配でしたが、テンション上がって異様にやる気になっているので、乗っかってやることにしました^^;
切り分けに実際かかった時間は10分程度でした。それがなかなかの力作業で、大口をたたいていた旬太郎も、途中はフガフガ言いながら、必死に切ってましたw
2回目は旬子もカットに挑戦しましたが、この手の包丁痕を見れば、かなりの力が必要だったことがお分かりでしょう^^;
カットするときは厚手の手袋や軍手(もちろんキレイなもの)などをしておくことをおすすめします。
もう少し解凍して柔らかくするほうが、切りやすいのかもしれませんが、あまり溶かしすぎても質が落ちそうなので、その辺は自分のいい頃合いを判断すればいいかなと思います。
冷凍庫はこれくらいのスペースが必要なので参考までに!
②バターカッターで更に細かくカット
切り分けたうちの1つは、普段使いように更に使いやすいようにバターカッターでカットします。
ここで問題!
そこまで計算にいれてなかったんです、はい…。
バターカッターは通常のバター用サイズだから、この大きさは規格外。
計画通りにいかない私の苛立ちをよそに、
前向きだけが取り柄の旬太郎は、すぐ解決!
10×5×8.5のものを更に半分に切って、(5×5×8.5)×2にしました。
バターカッターがあれば、簡単にきれいにカットできました。
1切れ7~8g、バターコーヒーに使うにもいいくらいの大きさですね。
カットしたものを、用意しておいたホーローの保存容器に入れて終了!
・・・・・・
のつもりが、また計算外の出来事が!
全部入りきらず!
カットしたバターが5個ばかりはいらず。あまり時間をかけて入れても、体温で溶けてきたので、諦めて入らなかった分はラップで。
少しでもすっきり収まるようにと、ちょうど位のサイズを用意したのが誤算でした。
学んだことは、
保存用の容器はギリギリで設定しすぎない!
ですね。
もう1サイズ大きいもの(Sサイズを買っていたのMサイズ)を用意すれば、いい感じに収まるんじゃないか・・・
ということで、さっそくMサイズを買って入れてみました。
ぴったりサイズではありませんが、実はこの位隙間があるほうが1個1個がとりだしやすくて良いんですよ。
以前買ったSサイズの方は、旬子の常備食であるアーモンドの保存用にピッタリだったので、無駄にならずに済みました。
あれ、前届いたのと違う?パッケージが青から白に変更!
久しぶりにグラスフェッドバターを注文して、届いたんですが…
パッケージが以前までは青だったのに、白に変わってますね。
注文時には気づかなかったのですが、
『ロットが更新されたため、包装が変更しています。内容物は以前と変わりありません。』
と表記されていました。
「注文と違うものが届いたわ」
なんて焦らなくて大丈夫です!
購入日は2019年1月で、賞味期限は2020年2月まで。ロットが更新されて、確かに賞味期限までかなり長いです。
最近「届いた商品の賞味期限が短かったので残念」というレビューもチラホラ見かけましたが、海外から一気に仕入れるからそういう問題もあるのかもしれませんね。
とにかく新鮮なものが届いてラッキー!という感じです^^
試しにバターコーヒーを作ってみた
とりあえず家にあったドリップコーヒーでお試し。
出来上がったコーヒーの上にバターを入れると、すぐに溶けはじめますが、意外にサラッとはなくなりません。
10秒位混ぜると、こんな感じできれいに溶けます。
(これにMCTオイルも混ぜると、さらにダイエット効果アップだそうなんですが、今回はなかったのでバターのみで)
実は、お子様旬子はいつもカフェオレ派で、ブラックのおいしさがまだわかりません。
そんな旬子が飲んだ感想は…
バターのおかげでまろやかになって飲みやすい!
でもやっぱりもう少し甘い方が好きかも…
でした。(笑)
★追記★
ダイエットに効果的と話題の「完全無欠コーヒー」は、この工程ではすこし不十分でしたので、後日改めて挑戦しました!
重要なのはコーヒーの品質と、しっかり混ぜ合わせる為の必須アイテム!
下記の記事も合わせてどうぞ!
混ぜて切って焼くだけ!簡単サクサクバタークッキーを焼いてみた!
たまには手作りでクッキーでも焼いてみるかってことで、グラスフェッドバターを使ってバタークッキーを作ってみました。
<材料(約60枚分)>
- グラスフェッドバター 200g
- てんさい糖(砂糖でも)100g
- 薄力粉 300g
- 卵黄 2個
<作り方>
※作る数時間前には、グラスフェッドバターを冷蔵庫から出して室温に戻しておきましょう!
※黄身と卵白を分けた時にくっついてくる「カラザ」といわれる白いひものようなもの。口当たりが悪いとかで、料理番組なんかでは取り除かれていますが、このカラザに実は栄養分が多いらしいので、我が家では取り除きません。お好みでどうぞ。
上白糖や三温糖やきび砂糖は、原料がサトウキビなので、まったくの別物ってかんじですね。
- てんさい糖・・・てん菜から絞った糖液をろ過し煮詰めたもの。
- きび砂糖・・・サトウキビから絞った糖液を精製途中で煮詰めたもの。
- 三温糖・・・上白糖を精製した後に残った液体を加熱して液晶化したもの。
- 上白糖・・・サトウキビから絞った糖液を精製して白くしたもの。
てんさい糖の他に、たまに「きび砂糖」も使います。精製された上白糖や三温糖に違ってミネラルも含まれているし、風味が豊か!と言われればそんな気がします。(笑)
薄力粉も栄養価の高い全粒粉に変えればもっと健康的になりそうですね。全粒粉って使ったことないんですが、味や食感的にはどんな風に変わるんでしょう?今度は全粒粉で作ってみたいですね。